サラリーマンの僕たちが売っているもの

今回は、サラリーマンが「売っているもの」について書きます。

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photo by lepetitNicolas

昨日、「しくじり先生」に「CASSHERN」等の監督として知られる、紀里谷和明さんが出演していました。

紀里谷和明が「しくじり先生」出演、“嫌われキリヤ”になった過去の発言を反省 - 映画ナタリー

その中でのひとコマです。

映画評論家の有村崑さんが「GOEMON」について前作よりも良くなっていた、という趣旨の発言をしました。それを受けて、紀里谷さんが「何目線か」と不快感を現しました。

さらに、自信も「ポストマン」で映画製作を指揮した経験がある長嶋一茂さんが、映画評論家の方々は、映画製作の苦労をわかってないと発言しました。

それに対し有村さんは「映画の観客にとって製作の苦労は関係ない」と発言していました。

我々サラリーマンにの世界でも、現場に近いほど過程(がんばり)を理解してもらいたい願望が強い気がします。長嶋一茂さんの意見の考え方ですね。

一方、マネージャになるほど 、部下に対してはがんばりよりも成果を求めるものです。こちらは有村さんの意見の考え方です。

実態として、サラリーマンは「労働」の対価として給料を貰っています。労働基準法では、週40時間を法定労働時間として定めていて、我々はこの時間の対価として給料を貰っているわけです。

つまり、我々サラリーマンは時間を売ってお金を貰っている、ということになります。だからでしょうか、一般的にはバリバリ残業して、時間を会社に捧げることでがんばりをアピールできるような気分になることが多いようです。

一方、経営者から観ると、残業は余分なコストであり、場合によっては法令違反を指摘されかねないリスクです。さらに言うと、貴重なリソースのパフォーマンス低下要因でもあります。ですから、まともな経営者が社員に求めるのは、バリバリ残業することでは無く、時間あたりのアウトプウット量或いはアウトプットの質を高めることである、と考えるのが自然です。

というわけで、中年ヒラ社員の僕がいつかあるかもしれないリストラ の対象から逃れるためには、業務効率向上に邁進することが必要と考えた次第。

具体的な業務効率向上策については、後日書く予定です。