弊社の法令違反

「赤信号、みんなで渡れば怖くない」

これは、1980年代に一世を風靡したツービートの漫才のネタです。建前上、僕ら働く人たちは、会社と対等の立場で労働契約を結んで働いていることになっています。で、労働条件がむちゃにならないように規定されているのが各種労働法規ということになるわけです。でもね、なんか守られていないんですよ、この労働法ってやつが。まさに、「みんなまもってないんだからいいんじゃね」みたいなノリがあるような気が・・・

そこで今回、僕の勤めている会社ではこんな違反があるよ(あったよ)ってのを紹介してみます。

 

残業代未払い

これは1990年代から2000年代のお話。月につけてよい残業代は最大15時間というルールがありました(当時の課長から指示されましたーー;)その当時は、月の残業が実態として100時間を超えるのがざらだったので、85時間以上は毎月残業代を受け取ってなかったと言うことになります。まぁ、あるあるですね。ところで、先般登場したパワハラ系部長。一時期、「定時後の業務は自己啓発だから、残業をつけるな」という指示を出していました。これも、あるあるですね。

 

寿退社強要

これも1990年代の話ですが、1985年に施行された男女雇用機会均等法なぞお構いなしで、「女性は結婚したら退社」というルールがまかり通っていました。社内結婚でこれを無視しようものなら、旦那さんが地方転勤の憂き目に遭うという噂もありましたが、真偽の程はわかりません。あるあるですね。

 

購入強制

これは、僕が勤める会社がある会社から仕事を請け負ったときのお話。請け負った仕事に全く関係ない、委託してきた会社の製品購入を強要されたということがありました。下請法の範疇に入らない取引だったので、法令違反ではありませんが、関西の会社はエグいなと思った次第です。

 

過労死・過労自殺が疑われる案件

今現在(2020年3月13日)、コロナウィルスの話題が世の中を席巻していますが、そんなコロナウィルスよりも身近な話題が、過労死・過労自殺(疑い)です。机を並べて仕事していた仲間が、あるとき心臓疾患で突然死したり、自宅で自死したりと、悲しいことにそんなことが自分に身近な出来事としてありました。会社としては、業務と関係無しということでご遺族と話をされたようですが…

 

裁量労働勤務者に対する具体的出社・退社時間の指示

僕の勤める会社で裁量労働制が導入されたときに、「成果さえ出せば、1日1分でも会社にいれば8時間働いたことになるんだ!すげー!」と思ったものですが、結局「裁量労働職場も、定時までに出社して、定時までは会社で仕事しろ」というルールになりました。はい、裁量労働制の要件を満足しておりません。遺憾です。みなし労働時間分は絶対働かせるぞ、という会社の意気込みが伝わって参ります。あるあるですね。

 

裁量労働勤務者の恒常的超過勤務

で、その裁量労働。紆余曲折があり、「恒常的に長時間の超過勤務が見込まれる場合、恒常的な超過勤務が続く期間は一時的に裁量労働制職場から外す」という社内ルールができました。が、部長さんはその社内ルールをガン無視。おかげで、残業代は支払われず。でも、深夜や休日の割増賃金は支払われているのでまぁよしです。

 

こう見ると、僕が勤めている会社は超絶ホワイトですね。言うほど法令違反してないし。なんかスミマセン。皆さんの会社はどんな違反をしていますか?そんな情報がコメントで集まると面白いかもしれませんね。